ウラワールが毎月お届けする「マンスリーPICK UP」
今月は野口孝調教師をご紹介!
今年72歳の野口調教師は、
生まれた時から馬がいる環境で育ったそうです。
昨年は地方競馬通算900勝を厩舎生え抜きの期待馬
ピノホホッアと達成。
3月20日から浦和競馬場で始まる
通年の『はくぼ開催』についても伺いました。



















Q1.
お二人がジョッキーを目指したきっかけは?
及川烈騎手
川口市の出身で浦和競馬場が近く、祖父が連れてきてくれて、競馬や騎手という職業を知りました。体を動かすことが好きだったし、小さい体格を生かせると思いました。
室陽一朗騎手
僕は小学校6年生のころに父と阪神競馬場に行って、騎手がかっこいいと思ったからです。
Q2.
浦和競馬を選んだ理由は?
及川烈騎手
中学校を卒業してから半年間ぐらい長谷川忍厩舎で厩務員として働いていたので。
室陽一朗騎手
保園(翔也騎手)さん、杏(福原騎手)さんが活躍していたので、新人が活躍できる競馬場だと思って選びました。
Q3.
競馬学校時代に苦労したことはありますか?
及川烈騎手
規律的な生活です(笑)。
室陽一朗騎手
2020年の大晦日に走路馬場で落ちて、馬に足を踏まれて骨折。そのまま入院して2か月ぐらい馬に乗れなかった。苦労というよりも辛かったです。

Q4.
勝ちたいレースや騎乗してみたいレースを教えてください!
及川烈騎手
お世話になっている方の馬で勝ちたい。乗ってみたいレースは浦和記念。やはり浦和といえば…のイメージがあるので。
室陽一朗騎手
やっぱり、浦和の重賞に乗れるようになりたいし、勝ちたい。特に浦和記念、桜花賞です!
Q5.
同期で浦和競馬所属…やっぱりお互いにライバル視している?

及川烈騎手
僕はそこまでは…。とにかく自分のレベルを上げるしかないと思っています!
室陽一朗騎手
仲間であり、ライバルでもあり、お互いに高めあえればいいと思います。攻め馬の時とか、乗り方や馬について話をしています。
Q6.
理想のジョッキー像は?
及川烈騎手
繁田(健一調教師)さん、翼(笹川騎手)さん。真面目に素直に一生懸命にやっていけばブレないと思うので。
室陽一朗騎手
向上心と謙虚な気持ちを忘れず、ハングリー精神を持ち続ける。当たり前のことは当たり前にできる騎手になりたいです。
Q7.
上を目指すために課しているトレーニングは?
及川烈騎手
筋力トレーニング、イメージトレーニング。環境づくりは大切だと思うので、いい環境に身を置けるようにしています。
室陽一朗騎手
YouTubeを参考にして体幹トレーニングをしたり、レース動画を見て自分ならどう乗るかを考えています。
Q8.
2人の勝負服はオレンジがメインですよね!デザインの理由は?
及川烈騎手
オレンジには向上心、誠実という意味があって、親しみやすいカラーにしたかった。かっこいいデザインにしようとも思ったけど、調子に乗ったり、気取ったりしたくなかったのでシンプルにしました。
室陽一朗騎手
厩舎カラーのオレンジに、兄弟子の半澤(慶実騎手)さんと同じ柄にして、反対色の緑で目立たせようと今のデザインにしました。
Q9.
プライベートではまっている(好きな趣味)ことは?
及川烈騎手
読書。栄養学、偉人の自伝、ビジネス本などを読みます。絵を書くのも好きです。
室陽一朗騎手
ベランダでトマトを作っています。先生(宇野木博徳調教師)から苗をいただいて、プランターに植えて6、7種類ぐらい育てています。
Q10.
会ってみたい人や行ってみたい場所を教えてください!
及川烈騎手
L.サレス騎手、武豊騎手。ロバート・ハリス、ローランド、室伏広治さんにも会ってみたいです。それと浦和競馬場にいた厩務員さんが今いるオーストラリアに行ってみたいです!その方と約束したし、海外で乗りたいという目標もあります。
室陽一朗騎手
О.マーフィー騎手とか、海外の騎手です。アメリカやフランス、
そして海外競馬にも行ってみたいです。
そして海外競馬にも行ってみたいです。
Q11.
1年後の自分に向けてのメッセージ
及川烈騎手
積み重ねていくだけ。落ち込まないこと。へこんでも考えを真っすぐ。
室陽一朗騎手
初心を忘れずに頑張れ。
Q12.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは?
及川烈騎手
勝つ準備をして、勝っていくしかない。ファンサービスはていねいにやりたいです。
室陽一朗騎手
まずはレースに勝つことです。取材も積極的に受けたり、名前(ヒーロー)のようになれるように頑張りたいです。








Q1.
桜花賞と東京プリンセス賞を優勝し、最終戦の関東オークスは惜しくも3着でした。三冠レースを振り返ってみていかがですか?
藤原智行調教師
振り返ると楽しかったですよ。一番勝ちたかった地元の桜花賞を取れて、二冠を取った延長戦上が関東オークス。三冠レースは3歳の今しか取れないものなので、ここまできたら勝ちたい気持ちはありましたが、スピーディもみんなの期待に応えてよく頑張ってくれました。
スピーディに対しても、加藤鈴幸オーナー、ヒデ(末田秀行厩務員)、ノリ(御神本訓史騎手)、みんなに感謝しかありません。関東オークスもやることはやったし、納得のいく競馬で最高のパフォーマンスを見せてくれました。
スピーディに対しても、加藤鈴幸オーナー、ヒデ(末田秀行厩務員)、ノリ(御神本訓史騎手)、みんなに感謝しかありません。関東オークスもやることはやったし、納得のいく競馬で最高のパフォーマンスを見せてくれました。

Q2.
スピーディキックの強さはどんなところですか?
藤原智行調教師
コントロール性と操縦性です。指示通り動いてくれて、どこから行っても最後は脚を使ってくれるすごい馬です。馬群で我慢をできる能力と突破能力もすばらしくて、牝馬にはなかなかつかない能力だと思います。
Q3.
普段はどんな性格の馬ですか?

藤原智行調教師
基本的には大人しくて、馬房で暴れるような姿は見たことがないです。でも、ツンデレなところはあって、何か気に入らないことがあると耳を絞って飛びかかろうとする仕草を見せて、怒っているのかなと思うこともありますが、基本的には扱いやすいです。
Q4.
厩舎では何て呼ばれていますか?
藤原智行調教師
「スピーディ」 「スピーディちゃん」です。
Q5.
厩舎の皆さんだけが知るスピーディキックの秘密は?
藤原智行調教師
前髪はかなり癖っ毛で、いわゆる天然パーマです(笑)。
食のこだわりもすごくて、カイバに水を入れたら食べなかったり、ニンジンやリンゴも食べたがらないです。カイバにニンジンをざく切りにして混ぜるより、わからないようにすってごまかしてあげています。変わったことをするとカイバ桶に顔も入れなくなるので、ご飯はあっさりタイプの方が好きみたいです。
元々の食が細くて、ヒデが1日5回に分けてカイバをあげています。青草は好きですね。
食のこだわりもすごくて、カイバに水を入れたら食べなかったり、ニンジンやリンゴも食べたがらないです。カイバにニンジンをざく切りにして混ぜるより、わからないようにすってごまかしてあげています。変わったことをするとカイバ桶に顔も入れなくなるので、ご飯はあっさりタイプの方が好きみたいです。
元々の食が細くて、ヒデが1日5回に分けてカイバをあげています。青草は好きですね。

Q6.
癖はありますか?
藤原智行調教師
馬房は床にゴムを敷いて、その上に寝わらを敷いています。ヒデがいつも寝わらをたくさん入れてくれますが、スピーディはすぐにその寝わらをかき集めてゴムを出してかじって遊んでいます。ヒデもすぐに直してくれますが、またすぐにやるので、いたずら好きですね。
Q7.
現在のスピーディキックの様子は?
藤原智行調教師
関東オークス後も元気で、今は茨城県の森本スティーブルさんで調整中です。夏休みとして緩めるのではなく、1か月に1度のローテーションだったものを少し間隔を空けるイメージで、軽めでも乗り続けています。レース直後から僕たちも気持ちは切り替えて、次のステージに向けています。
Q8.
今後の予定は?
藤原智行調教師
今年の最終目標をJBCレディスクラシック(11月3日、盛岡、ダート1800m)にするのか、ロジータ記念(11月9日、川崎、ダート2100m)にするのかは話し合っているところで、その前に一度使いたいとは思っています。
Q9.
藤原調教師はスピーディキックと出会えたことでどんな部分が変わりましたか?
藤原智行調教師
益田競馬場が廃止されて浦和競馬場へ移籍し、ここまでがむしゃらにやってきました。ただ、強い馬が来た時にこのやり方で馬は走るのだろうかという葛藤もありましたが、スピーディがタイトルを取って証明してくれたことで、益田時代からやってきた馬作りが間違っていなかったというのは胸を張って言えるようになったのは大きいです。
Q10.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは?

藤原智行調教師
本当は三冠を取って盛り上げられれば良かったですが、ここで終わらせてはいけないと思っています。これからも重賞でちゃんと結果を出せるように、長く活躍させたいですね。もっとタイトルを取って、浦和の代表馬になれるように頑張ります。








Q1.
復帰するまでに約7か月半もかかりました。精神的、身体的に苦しかったのはどんなことですか?
中島良美騎手
馬に乗れなくてつまらなかったですね。新人が来てデビューしている中、乗れないっていうのはちょっと…。焦っちゃいけないけど、焦りはありました。とにかく長かったですからね。乗り運動を2か月ぐらいしていた時が一番つらかったかもしれない。「まだ乗らないのか?」とか、いろいろ心配して声をかけてくれることが、自分には圧(プレッシャー)にしか聞こえなかった。攻め馬に乗り始めてからは、だいぶ落ち着いてきましたけどね。
Q2.
レースに復帰した時の心境はどうでしたか?
中島良美騎手
久々でうれしいな~、って。一つ一つ感触を確かめながら、復帰できて良かったと思いました。
Q3.
翌日(31日)の6レースでは3番人気スマートシエルで優勝。復帰4戦目の勝利は、約1年3か月ぶりの勝利でもありました。
中島良美騎手
うれしかったですね。ずっと勝てていなかったから良かったし、復帰してすぐに勝てたのも大きかった。

Q4.
怪我を経験したことで改めて気が付いたことや発見したことはありますか?
中島良美騎手
怪我をしすぎていて分からないですね。脱臼しやすい体質なので、また怪我をしないかのストレスはあります。
Q5.
休日や仕事を終えてからの過ごし方やリラックス方法は?
中島良美騎手
趣味は多い方です。もともとやりたいと思っていたスキューバダイビングを5月ぐらいから始めました。この前は海に21mぐらい潜りましたけど、未知の世界でしたね。あとは映画、アニメ、海外ドラマが好きです。アニメに関しては見て感動して「頑張ろう」って、その瞬間は気持ちが上がります。
Q6.
あこがれている人、会ってみたい人はいますか?
中島良美騎手
関ジャニの村上くん。関ジャニが好きだし、一番です。
Q7.
同期(98期)との仲は?
中島良美騎手
金山(昇馬騎手=佐賀)とは仲がいいです。100勝した時は「おめでとう」って言いましたけど、普段は競馬よりもアニメの話で盛り上がっています。私の方が年上ですけど、どっちが年下か分かりませんね。
Q8.
目標にするジョッキー、尊敬するジョッキーはいますか?

中島良美騎手
繁田さん(健一調教師・元騎手)。ずっとお世話になっているし、乗っている姿もかっこいい。今でもアドバイスをしてくれますし、自分のレベルに合わせて教えてくれます。中央競馬なら、ゴールドシップが一番好きなので内田さん(博幸騎手)。あとは自分が関西だったから、幸(英明騎手)さん。自分はサインをもらいに行く趣味があって、忙しい中でも写真を撮ってくれて、ものすごく優しくしていただいたので。自分もああいう方のようになりたいと思うけど、なれないですね。
Q9.
7月27日にヤングジョッキーズシリーズ・トライアルラウンド門別に出場します。意気込みは?
中島良美騎手
初めての競馬場で騎乗できる機会はとても嬉しいです。今は一頭一頭に必死なので、門別でも一生懸命騎乗したいです。

Q10.
今後の目標や夢はありますか?
中島良美騎手
勝ちたい気持ちはやまやまですが、乗り鞍がなければ勝てないので、乗り鞍を増やしていきたい。怪我なく。
Q11.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは?

中島良美騎手
自分は真面目に一生懸命乗ることしかできないですね。頑張りますので応援よろしくお願いします。








Q1.
7月19日浦和11レースで管理馬ジュネスが優勝し、地方通算1700勝を達成しました。自身が持つ南関東競馬調教師最多勝記録を更新し続けていますね。
小久保調教師
もっともっと勝ちたいし引き離したいという気持ちしかありません。追い求めているのは数字じゃなくて勝つことです。厩舎を開業してまだ一桁しか勝っていない頃、厩舎のスタッフと集まって『絶対に日本一になるんだ』って、テレビドラマのように話したのを覚えています。その熱い気持ちはずっと変わらないです。

Q2.
熱い気持ちを長い間持ち続けるのは大変なことだと思います。
小久保調教師
僕一人では絶対にできないし、周りの環境にも恵まれました。同じ目標に向かっていける馬主さんがいてくださって、頑張ってくれる厩舎と牧場のスタッフ、馬たちもいて、みんなが幸せにこの競馬に携わっていくにはどうしたらいいかを考えると、勝つことだと思うので。
Q3.
小久保調教師は2008年から浦和リーディング、2012年から南関東リーディングに立っています。2022年も独走中ですが、前半戦を振り返っていかがでしょうか。
小久保調教師
最初は成績が良くなくて、その原因はいろんな要素がありました。厩舎のみんなとも話し合って、3着を2着にするには、2着を1着にするにはどうしたらいいのか、できることをやっていこうと。ランリョウオーが大井記念を勝った頃から全体的な成績も戻ってきたように思うので、話し合えたのは悪くなかったんじゃないかなと感じています。でも、まだ頑張らなくてはいけないし満足していません。
Q4.
その中で、東京ダービーはカイルが優勝し、2015年のラッキープリンス以来7年ぶり2度目の勝利でした。

小久保調教師
開業当初からお世話になってきた島川隆哉会長の馬でダービーを取るのが目標だったので、うれしかったしホッとしました。
Q5.
カイルの今後はどんな予定ですか?
小久保調教師
間に合えば戸塚記念(9月15日、川崎競馬場・2100m)やダービーグランプリ(10月2日、盛岡競馬場・2000m)を使いたいです。もう少し重厚感が出てくれば古馬とも戦えると思うので、重賞で長く活躍できるように頑張ってもらいたいです。
Q6.
ランリョウオーは大井記念を制して昨年の雲取賞以来、重賞2勝目。東京ダービーはレース前に骨折をして出走叶わず、それを乗り越えての勝利でした。
小久保調教師
大井記念を勝った時は、ダービーを取らせてあげられなくてごめんねと思いました。そのくらいの力がある馬なので。放牧を挟んで、東京記念(9月7日、大井競馬場・2400m)から始動を予定しています。今は骨折箇所も熱を持たないし順調ですね。アクシデントを未然に防げば交流G1でも勝ち負けできる仔になると思っています。

Q7.
後半戦はどんなことを目指していきますか?

小久保調教師
さっきも言ったように、何勝したいとか数字のこだわりはなくて、勝ちたいということしかないですね。成績が下がる年も上がる年もありますが、前年よりも勝ちたい気持ちは常にあります。うちに来て1、2年の厩務員さん数人以外は全員が重賞を勝っているので、全員が重賞を勝つことも目指したいです
Q8.
最後に、これから浦和競馬を盛り上げていくために頑張っていきたいことは?
小久保調教師
信念を曲げずに頑張るだけです。馬主さんにもスタッフにも競馬が楽しいと思ってもらいたいし、馬たちも競走馬として生まれてきた以上は競馬で日の目を見て欲しいです。ファンの皆さんには自分の厩舎の馬たちが少しでも喜んでもらえるような競馬ができたらいいなと思います。








Q1.
騎手、厩務員、調教師補佐を経て、調教師試験に合格。競馬の世界を目指したきっかけを教えてください。
入口由美子調教師
一人っ子なので、父の跡を継ぐものだという意識でずっとやってきました。自分の中では自然の流れでしたね。小さい頃から騎手になるのが夢でしたし、騎手になったら調教師になるのが当たり前だと思っていました。

Q2.
騎手時代は通算393戦21勝。現役当時を振り返ってください。
入口由美子調教師
もう少し乗りたい気持ちはあったけど、次女を授かったのを機に2008年2月に引退しました。私たちが乗っていた時は南関東が一番シビアな時代で、乗り役は多いし、的場(文男)さん、石崎(隆之)さん、桑島(孝春)さん、張田(京)さんとか、うまいジョッキーばかり。その中に分け入っていくにはなかなか…。
Q3.
近年は女性騎手を取り巻く環境も大きく変わってきています。
入口由美子調教師
今の女の子は4キロ減(負担重量の恩恵)だから、うらやましいと思います。競馬サークルはまだまだ男社会の部分は多いけど、やりたい子たちにとっては開けてきた感じがします。
Q4.
浦和では平山真希調教師に次ぐ現役2人目の女性トレーナーとなりました。

入口由美子調教師
平山先生は年齢が2つ下ですけど、調教師としては大先輩。もちろんライバルと思うところは持たなければいけませんけど、調整ルーム(騎手の宿舎)は同じ部屋で一緒に過ごしていましたし、調教師補佐の時もいろいろ聞いたりしていたので、切磋琢磨しながらやっていければと思います。
Q5.
調教師になって意識が変化したことはありますか。
入口由美子調教師
調教師補佐の時から調教師の仕事は手伝っていたので事務的なことは大丈夫です。ただ、これからは自分のところに全部責任が来ると思うと、今まで大胆にできていたことも慎重になりました。いい意味の緊張感がありますね。
Q6.
どのような厩舎を目指したいですか。
入口由美子調教師
ファンや馬主さんに愛される厩舎にしたい。地元だけのローテーションではなく、短い距離や長い距離、出走手当のいいレースなど馬主さんに提案しながら、うまく回るようにしたい。ジョッキーに関しても意見を聞きながらも、馬の性質に合ったジョッキーを提案したいですね。今は3、4頭ですが、これからも1、2頭は自分で調教に乗るつもりです。
Q7.
厩舎カラーは。
入口由美子調教師
ベースは自分の勝負服カラーの赤・白です。
Q8.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは。
入口由美子調教師
強い馬づくりが大前提。スターホースがたくさんいると華やかだし、競馬場自体が盛り上がっていくので、ファンだけではなく馬主さんも増えて活性化してくれればいいですね。私はずっと浦和に育ててもらった感じだから、これからは貢献していく立場です。








Q1.
秋山さんはどういうきっかけでこの世界に入りましたか?
秋山桜子(あきやまさくらこ)さん
生まれた時から馬やシャチなど大きい動物が好きで、テレビの競馬中継を見ているうちに「馬に乗りたい」と、親に頼んで乗馬クラブに通い始めました。乗馬クラブに就職をしてインストラクターを始めた時「浦和競馬場の誘導馬に乗らないか?」というお誘いがあって、競馬もずっと好きだったので「やります」と即答して今に至ります。
この仕事に興味がある方もいるかと思います。間口も狭くて縁やタイミングが必要ですが、大学の馬術部や乗馬クラブのインストラクターをしている人が声をかけられやすいので、そこで競馬が好きということはアピールをしておいた方がいいと思います。

Q2.
誘導馬の騎乗者になるにはどんなことが必要ですか?
秋山桜子(あきやまさくらこ)さん
競走馬のスピード感に対して「いかに恐怖心を抑えられるか」ですね。乗馬クラブの馬場はキャンター(駈足)まででギャロップ(襲歩)では走らないので、競馬のスピードを近くで感じることがありません。その速さを怖いと思うと馬にも伝わるので。誘導馬はただ歩いているように見えるかもしれませんが、何かあった時のために、乗り手の騎乗技術はかなり必要だと思うし、ある程度の競馬の知識もあった方がいいです。
Q3.
誘導馬の役割はどんなことですか?
秋山桜子(あきやまさくらこ)さん
海外では様々な役割があると思いますが、日本ではきれいとかかわいいという飾りの面も多いです。それにプラスで、例えばレースに出る若い馬や気の悪い馬など1頭では進んでいかない時などに、騎手の方から「一緒に連れていって」とか「もう少し早く歩いて」などと注文を出してくれる時があります。信頼をして使ってくださっているので、そこはうれしいです。
Q4.
浦和競馬場で走っていたアールルイスが今は誘導馬になっていますね?
秋山桜子(あきやまさくらこ)さん
はい!性格は強いですが、馬が大好きなので周りにいないと寂しがります。1頭でつないでいる時はうるさいですが、上に乗るとピシっと大人しくなって、誘導馬として逸材ですね。
Q5.
浦和競馬場の誘導馬は可憐なおしゃれをしている姿がとても素敵です。

秋山桜子(あきやまさくらこ)さん
馬術要素からは外れないように、季節に合わせた花をメインに飾りたいなぁと、それが今の浦和スタイルになっています。「馬っていいな」と思ってもらいたいです。
Q6.
秋山さんは約12年やっているそうですね。
秋山桜子(あきやまさくらこ)さん
長い間スノーマンに乗ってきて、その後にはギルビー、今はアールルイスと、いいパートナーと一緒にできてうれしいです。一番の思い出は2019年に浦和競馬場で初めて開催したJBCを誘導できたことです。雰囲気がいつもとは全く違いました。
Q7.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは。
秋山桜子(あきやまさくらこ)さん
誘導馬がすごくきれいだな、馬に乗ってみたいなと思ってもらえるように。私自身もいつも笑顔で、カッコよくきれいに柔らかく乗ることができるように、気をつけて乗りたいです。
Q8.
木村さんはどういうきっかけでこの世界に入りましたか?

木村未来(きむらいつか)さん
私は子供の頃から馬が好きで乗馬クラブに通い、すっかり馬の世界にはまりました。高校を卒業してから、乗馬クラブに就職をしてインストラクターをやったり、牧場で働いていたこともあって、その時に休養馬を預けにきた浦和競馬場で厩務員をしていた主人と知り合いました。知人の紹介から、10年以上前に浦和競馬場の誘導馬の仕事をしていたこともありましたが、子育てもあったので一時は離れて、子供たちもある程度大きくなった今年また偶然声をかけて頂いたので、この2月から復帰しました。
Q9.
開催日のスケジュールを教えてください。
木村未来(きむらいつか)さん
朝はカイバをつけてくださる方がいるので、私たちは1レースの2時間前に来て、手入れや馬房掃除、誘導を始める準備(タテガミを編んだり、ブラッシングなど)をします。最終レースが終わると、すぐにタテガミをほどいてカイバをつけてあげて、夏場は汗だぐになるので汗を流してあげます。通常1頭なので騎乗者は1人ですが、重賞日は2頭体制なので騎乗者も2人ですね。

Q10.
仕事をする上で気をつけていることは?
木村未来(きむらいつか)さん
浦和競馬場はパドックから本馬場に出る時に坂道を下ります。馬は一般的に下りるのは得意ではないですし、特に私が乗っているクララは躓きやすいので、体重移動に気をつけながらゆっくり下りるようにしています。天候にも左右されるので、特に風が強い日はモノが飛んできたり、大きい音が出るとびっくりしちゃうので気をつけています。
Q11.
クララはどんな馬ですか?
木村未来(きむらいつか)さん
クララは名前が女の子のようですがセン馬です。人が大好きで懐っこくて、特に若い女の子が好きで自分で寄っていきます。「クララちゃん、かわいい」って言われると、フッと見ます(笑)。
Q12.
木村さんは手作りの装飾品で馬たちを飾っているそうですね
木村未来(きむらいつか)さん
縫物や編み物は祖母と母に教えてもらったので、うまくはないですがやるのは好きです。クララもアールルイスも男の子なので、女の子っぽくはならない程度に、かわいらしくしたいなぁと思って、(秋山さんと)相談をして決めています。最近では麦わら帽子がヒット作品です。お客様からも「かわいい」と声をかけて頂くのは本当にうれしいです。
Q13.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは。
木村未来(きむらいつか)さん
女性や家族連れのお客様も増えているので、競走馬のカッコよさとは違う、誘導馬の穏やかでかわいいところを伝えられたらいいなと日々考えています。








Q1.
8月12日の浦和9レースで7番人気キョウエイレガードに騎乗し、大外一気の差し切り勝ち。この日は5戦3勝の大活躍で、1996年4月7日の益田競馬場での初騎乗以来9178戦目で地方競馬通算900勝を達成しました。
岡田大騎手
900勝が近いと分かっていましたけど、あと3勝とは知らなくて、899勝になっても知らなかった。ダメな時は本当にいい馬に乗せてもらってもダメだけど、たまに乗れている日とかあって、自分の具合のいい日が重なりましたね。

Q2.
次の目標は?
岡田大騎手
1000勝まで絶対にやるとかいう気持ちは全くなくて、体の続く限りジョッキーをやりたい。周りの人は「調教師にならないのか?」って言うけど、勉強が嫌いなので…(笑い)。
Q3.
益田ではデビューからわずか3か月で重賞・日本海特別を勝ち、1997年のNARグランプリ優秀新人騎手賞を受賞。6年目で通算500勝を達成するなど頭角を現していました。当時を振り返ってください。
岡田大騎手
僕がデビューする前にやめてしまいましたが、4つ上の兄(圭)にあこがれてジョッキーになりました。益田では負けても次に乗せてくれたし、毎回チャンスがあった。やはり競馬は乗り続けることが勝ち星につながると思っているので、いい馬に乗せてもらって成績が残せました。人情に厚かった。賞金は低いけど、生活はできたし、廃止になってしまったのは寂しかったですね。
Q4.
浦和に移籍して20年目。去年から騎手会長の重責を担っています。騎手会長の主な役割、または苦労があれば教えてください。
岡田大騎手
20年はあっという間ですね。前会長の健ちゃん(※繁田健一元騎手)が調教師になるから、次に誰がやるのかってなって、内田さん、吉留さん、自分が候補に挙がったけど、2人が辞退したので…。会の運営や全国会議に出向いたり、埼玉県へのコロナ対策の寄付金の贈呈式に出席したり、けっこう大変です。

Q5.
普段の生活リズムは?
岡田大騎手
朝に調教して、開催日は競馬場に来て、調整ルームに入っての繰り返し。開催がない時の午後はフリーなので、僕は昼寝します。
Q6.
体重管理は大変ですか?
岡田大騎手
お酒が好きなので、普段から汗取りや食事制限をしています。週に1回ごほうびでちゃんと食べるぐらい。
Q7.
騎乗の時に大事にしていることは?
岡田大騎手
逃げた方が強い馬とか、その馬に合ったレースをするのを心がけています。初騎乗の時は成績、VTRと見て、人から聞いたりします。僕は先行馬、逃げ馬が好きですけど、苦手な追い込みで勝った時はうれしい。それこそ900勝の時がそうでしたね。

Q8.
今年は新人2人がデビューし、後輩も増えてきました。
岡田大騎手
浦和はスターというスタージョッキーがいない。浦和では福原杏が一番ですけど、やはり全国、南関東で比べたらまだまだ…。これからデビューする子たちも、健ちゃん(※繁田健一元騎手)ぐらい上位で戦えるジョッキーになってもらいたい。
Q9.
浦和競馬場のレースのみどころは?
岡田大騎手
先行有利な馬場なので、スタートしてからの先行争いですね。
Q10.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは?

岡田大騎手
魅力あるレースをする。競馬場に来てくれたファンに、一生懸命なアクション、格好良く乗る、見ていてすごいと思われるのが一番です。








Q1.
海馬澤調教師がこの世界に入ったきっかけは?
海馬澤司調教師
出身が北海道の日高町で、祖父の代から続く繁殖牝馬の牧場で育ちました。生まれた時から馬がいるのが当たり前の生活で、うちにいる繁殖牝馬の背中に乗って遊ぶと、よく怒られました(笑)。今は牧場を継いでいる長男が北海道競馬の騎手をしていましたが、引退することになったので『代わりにお前が(騎手を)やれ』と親父に言われたのが騎手になるきっかけです。騎手は14年続けましたが、減量もきつかったし、調教師になって馬を育てたいと思いました。
Q2.
1989年12月1日に調教師として管理馬初出走、1990年4月5日に初勝利、1994年12月15日の平和賞ではスターギャラクシーで重賞初制覇を飾りました。海馬澤厩舎に所属していた見澤譲治騎手(現厩務員)と繁田健一騎手(現調教師)が、浦和リーディングになり、埼玉県騎手会の会長も務めました。
海馬澤司調教師
見澤さんは別の厩舎からうちに来たので、その時にはリーディングでした。レースで一緒に乗ったこともあって、木馬で毎日練習をしていたし、努力の人だと思います。
繁田はうちからデビューしました。大阪出身ですが、北海道の牧場で働いていた時に、うちの親父が『いい子がいるぞ』と教えてくれました。競馬が好きで馬のことをやりたいからと、中学校を卒業してすぐに、一人で大阪から北海道に行くのは普通はできないと思います。すごい根性のある奴なんだろうなと。小さくて運動神経も良かったので、騎手向きだと思いました。でも、センスだけで出世はしないので努力もあったと思うし、兄弟子の見澤さんから教わることができたのも大きかったと思います。自分のところから出た人間が頑張ってくれるのはうれしいですよ。
繁田はうちからデビューしました。大阪出身ですが、北海道の牧場で働いていた時に、うちの親父が『いい子がいるぞ』と教えてくれました。競馬が好きで馬のことをやりたいからと、中学校を卒業してすぐに、一人で大阪から北海道に行くのは普通はできないと思います。すごい根性のある奴なんだろうなと。小さくて運動神経も良かったので、騎手向きだと思いました。でも、センスだけで出世はしないので努力もあったと思うし、兄弟子の見澤さんから教わることができたのも大きかったと思います。自分のところから出た人間が頑張ってくれるのはうれしいですよ。
Q3.
海馬澤調教師は2020年11月に埼玉県調教師会の会長に就任されました。具体的にどんなことをされていますか?
海馬澤司調教師
浦和競馬場の中には、主催者、馬主会、調教師会があって、さらに、騎手会と親睦会(厩務員)があります。その調教師会のまとめ役です。競馬場や野田トレセン内の施設の建て替え、走路の改修工事。もっと騎手を増やすにはどうしたらいいのか。厩務員さんたちがより安心して働けるための環境作りなど。調教師会のみんなと相談をして、その調教師会の意見を主催者や馬主会にお願いをしたり話し合ったりする感じです。今のことではなく、常に先々のことを考えていて、やることはいっぱいあるので忙しいです。

Q4.
浦和競馬も活躍馬が増え、非常に盛り上がっています。次世代に期待するのはどんなことでしょうか。
海馬澤司調教師
小久保智調教師が重賞を勝ったり、リーディングを取り続けて頑張っているし、他にも重賞で活躍する調教師が増えてきました。そういう部分で、浦和競馬が注目をされているのはあると思います。あと、繁田のような南関東で常に上位にいられるような騎手も出てきて欲しいです。
Q5.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは?

海馬澤司調教師
話題性は大事なので、強い馬を作って、優秀な騎手を育てることが仕事だと思っています。そして、魅力あるレース番組も必要ですよね。ファンに注目されるように、みんなで頑張っていきます。








Q1.
.騎手を志したきっかけは?
福原杏騎手
競馬好きな両親の影響ですね。小さい時から欲しい物があったら「騎手になったら買えるよ」と言われていて、保育園の時の七夕では〝騎手になりたい〟って書いていたぐらい。中学2年生の頃には乗馬を始め、学科を勉強したり、ポニーランドを見学させてもらったり、馬に関わることをしていました。楽しいし、馬も好きなのでジョッキーになって良かったです。
Q2.
師匠の水野貴史調教師との縁について。
福原杏騎手
華やかな南関東に所属したくて、地元の東京(江戸川区出身)やいとこのいる埼玉に近い浦和を希望していたら、水野先生が「ウチに来ていいよ」って言ってくれました。実習中は厩舎作業ばかりではなく、他場に連れて行ってくれて鞍を付けたり、他場の調教師さんとお話をさせてもらったり、パトロールフィルムをずっと見させてくれたり…。調教も優先して他厩舎に乗せてもらっていましたし、本当に感謝しかないです。
Q3.
厩舎スタッフとの関係は?
福原杏騎手
以前より午後は厩舎に出ていないので話す機会は少なくなっていますが、うまくやれていると思います。自厩舎の馬で勝たせてもらえるのは厩務員さんのおかげです。

Q4.
昨年10月20日の浦和9レースでアルティスタエースに騎乗して地方通算200勝を達成しました。

福原杏騎手
遅いと思います。浦和でしか勝てていないのが大きな要因です。競馬場に合った乗り方ができるように意識していますが、浦和(コース)の乗り方になってしまったり、いい馬に乗せてもらってもチャンスをつかめなかったりしているのはありますから。
Q5.
岡田大騎手会長は、全国や南関東で戦えるジョッキーになって欲しいとコメント(マンスリーピックアップvol.7参照)しています。
福原杏騎手
もちろん意識はありますけど、まだ知らないことが多いし、できていないことも多い。まだ自分の中でも新人って感じなので、こうしていこうというプランはないけど、若い子たちの波にのまれないように今は力をつけたいです。
Q6.
レースや調教で心がけていること。
福原杏騎手
レースでは、なるべく乗せてもらった人の考えを読み取って乗るようにしています。調教は毎日なので馬の個性に合わせて、どうやったら仕上がるかを考えています。

Q7.
室陽一朗騎手、及川烈騎手が昨年デビューしました。後輩に対して。
福原杏騎手
しっかり乗れるようになって、もっと活躍して欲しいですね。陽一朗や烈が浦和代表になってくれれば、自分もそれに負けないよう今まで以上に頑張れると思います。
Q8.
プライベートの過ごし方は?
福原杏騎手
以前は1か月に2、3回はトランポリンをしていましたが、最近は趣味がないですね。寝ているか、家族と買い物に行くぐらいです。
Q9.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは?

福原杏騎手
南関東で活躍することですね。浦和の人が他場で活躍することが浦和を盛り上げることになると思います。








Q1.
野口家は昔から馬との関わりが強かったそうですね。
野口調教師
先祖は江戸時代から馬に関わる仕事をしていたそうです。祖父の三郎と親父の周三は浦和競馬場の調教師をしていて、祖父は競馬場ができる時に尽力したとも聞いています。野田トレーニングセンターができる前は競馬場に厩舎があって、子供の頃から馴染み深い場所でした。今は長男の寛仁も調教師をしているので、先祖代々ずっと馬にご飯を食べさせてもらっています。
Q2.
いつ頃から馬の仕事をしようと思いましたか?
野口調教師
幼稚園の時には、馬房で馬の顔を見て水桶に水を入れてあげていたので、いつからという感覚はなくて自然な流れです。
Q3.
厩務員からスタートし、1981年8月16日に調教師として管理馬を初出走させ、翌年4月14日に初勝利をあげました。それから41年を経て、昨年10月14日の川崎5レースでピノホホッアが差し切り勝ちを収め通算900勝を達成しました。
野口調教師
続けていれば達成できない数字ではないと思っていました。どの馬たちも1頭1頭が命をかけて一生懸命に走ってくれて、積み重ねてきた数字です。

Q4.
ピノホホッアは生え抜きの期待馬ですね。
野口調教師
一昨年、北海道のサマーセールへ行くために馬主さんと午後6時頃の飛行機に乗りましたが、機体の調子が悪く離陸ができませんでした。その日は家に帰っても良かったですが、最終便は出るということで乗り換えて、日高に着いたのは夜中の1時頃です。そのまま朝からセリに参加して、上場する前のパレードリングで引き馬を見ていた時、隣に来た大きな馬が横を向いて目が合いました。それがピノホホッアです。予定の飛行機が飛ばないからと帰っていたら会えなかったので、縁があったんでしょうね。
Q5.
ピノホホッアのいいところは?
野口調教師
馬っぷりが良くて性格的に物怖じしないし、力を秘めています。目もきれいです。今は放牧休養中で、クラウンカップ(4月5日、川崎)からの始動を考えています。祖母の兄が日本ダービー(1997年)を勝ったサニーブライアンなので『(ピノホホッアに)お前の親戚は日本ダービーを勝ったんだから、お前は東京ダービーを勝てるだろう』って言ったことがあります。『勝つ』って答えたかどうかはわかりませんが(笑)。サニーブライアンの宮崎守保オーナーは浦和競馬場においても馬を多数所有されていた関係で、日本ダービーの口取りに入らせて頂いたこともいい思い出です。東京ダービーはグランプリクンが4着だったので、ピノホホッアで勝って写真を撮りたいですね。
Q6.
今年は浦和競馬場の開場75周年です。3月20日から通年で『はくぼ開催』が実施されますね。
野口調教師
ここまできたのは周りの住民の方々が協力してくださったお陰です。浦和競馬場に今まではなかった照明設備が設置されたので、その下で走る馬たちの姿は新鮮です。通年で最終レースの発走時刻が固定されるので、ファンの方もわかりやすくなって参加もしやすくなると思います。75周年の節目の年に、これから楽しみですね。

Q7.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは?

野口調教師
ファンを大切にして、公正競馬を一生懸命にやりたいと思います。ファンがゴール前で熱く応援できるような、そういう競馬をすることが一番です。競馬というものは知っていても、競馬場で馬を見たことがない方もまだまだ多いと思います。まずは1回でも2回でも浦和競馬場に来てもらって、馬が走る姿を好きになってもらいたいです。







(※3月17日時点)
サーフズアップ
メイドイットマム
アトカラツイテクル
桜花賞は第1回から52回までは毎年年度初めの4月に行われていたが、第53回からは年度末の3月に開催時期が変更になり、今年も同じく年度末の3月に行われるが、今年から1600m→1500mへと距離が変更になる。1600mはスタート位置が3コーナー過ぎだったためフルゲートが11頭であったが、1500mになるとフルゲートが12頭ということで1頭多く出走できる。
南関東牝馬3冠レースの初戦のこのレース、ここ4年は2019年トーセンガーネット(浦和・小久保智厩舎)、2020年アクアリーブル(船橋・佐藤賢二厩舎)2021年ケラススヴィア(浦和・小久保智厩舎)、2022年スピーディキック(浦和・藤原智行厩舎)と4年連続で桜花賞、東京プリンセス賞を制して2冠を達成している。そしてその4頭中3頭(トーセンガーネット、アクアリーブル、ケラススヴィア)が前哨戦であるユングフラウ賞で2着に敗れてから巻き返している。スピーディキックだけは前年の東京2歳優駿牝馬から直行で制している。
トライアルレースでもあるユングフラウ賞の優勝馬はサーフズアップ(船橋・山下貴之厩舎)。ローレル賞2着から挑んだ東京2歳優駿牝馬では、勝ったメイドイットマムには離されはしたが、2着ボヌールバローズとはハナ差の3着。ユングフラウ賞では道中置かれたが、早め先頭から粘り込みを図ったアトカラツイテクルを鋭い末脚で差し切った。距離は問題ないし、コース2度目ということで有力だ。
メイドイットマム(船橋・石井勝男厩舎)は、道営時は新馬戦を勝ったのみだったが、船橋転入初戦の特別戦を快勝し、挑んだ東京2歳優駿牝馬では好位から抜け出す強い内容で圧勝。今年初戦は中央に挑戦してクイーンCで11着までだったが、力量的にはここでは上位。初コースさえこなせば当然勝ち負けに持ち込める。
近年好走が目立つユングフラウ賞2着馬。今年の該当馬はアトカラツイテクル(浦和・宇野木博徳厩舎)。東京2歳優駿牝馬では15着に敗れたが、次走の特別戦を勝ってそこからユングフラウ賞に挑んで結果2着に敗れたが、レース内容は勝ちに等しい内容。地元では4着以下がなく堅実な成績を残しており、本番の桜花賞でもその走りに注目したい。
勝馬 山形宗久
南関東牝馬3冠レースの初戦のこのレース、ここ4年は2019年トーセンガーネット(浦和・小久保智厩舎)、2020年アクアリーブル(船橋・佐藤賢二厩舎)2021年ケラススヴィア(浦和・小久保智厩舎)、2022年スピーディキック(浦和・藤原智行厩舎)と4年連続で桜花賞、東京プリンセス賞を制して2冠を達成している。そしてその4頭中3頭(トーセンガーネット、アクアリーブル、ケラススヴィア)が前哨戦であるユングフラウ賞で2着に敗れてから巻き返している。スピーディキックだけは前年の東京2歳優駿牝馬から直行で制している。
トライアルレースでもあるユングフラウ賞の優勝馬はサーフズアップ(船橋・山下貴之厩舎)。ローレル賞2着から挑んだ東京2歳優駿牝馬では、勝ったメイドイットマムには離されはしたが、2着ボヌールバローズとはハナ差の3着。ユングフラウ賞では道中置かれたが、早め先頭から粘り込みを図ったアトカラツイテクルを鋭い末脚で差し切った。距離は問題ないし、コース2度目ということで有力だ。
メイドイットマム(船橋・石井勝男厩舎)は、道営時は新馬戦を勝ったのみだったが、船橋転入初戦の特別戦を快勝し、挑んだ東京2歳優駿牝馬では好位から抜け出す強い内容で圧勝。今年初戦は中央に挑戦してクイーンCで11着までだったが、力量的にはここでは上位。初コースさえこなせば当然勝ち負けに持ち込める。
近年好走が目立つユングフラウ賞2着馬。今年の該当馬はアトカラツイテクル(浦和・宇野木博徳厩舎)。東京2歳優駿牝馬では15着に敗れたが、次走の特別戦を勝ってそこからユングフラウ賞に挑んで結果2着に敗れたが、レース内容は勝ちに等しい内容。地元では4着以下がなく堅実な成績を残しており、本番の桜花賞でもその走りに注目したい。
勝馬 山形宗久