ウラワールが毎月お届けする
「マンスリーPICK
UP」
今月は、南関東牝馬二冠馬
スピーディキックをご紹介!
管理する藤原智行調教師に
お話しを伺いました。

























Q1.
桜花賞と東京プリンセス賞を優勝し、最終戦の関東オークスは惜しくも3着でした。三冠レースを振り返ってみていかがですか?
藤原智行調教師
振り返ると楽しかったですよ。一番勝ちたかった地元の桜花賞を取れて、二冠を取った延長戦上が関東オークス。三冠レースは3歳の今しか取れないものなので、ここまできたら勝ちたい気持ちはありましたが、スピーディもみんなの期待に応えてよく頑張ってくれました。
スピーディに対しても、加藤鈴幸オーナー、ヒデ(末田秀行厩務員)、ノリ(御神本訓史騎手)、みんなに感謝しかありません。関東オークスもやることはやったし、納得のいく競馬で最高のパフォーマンスを見せてくれました。
スピーディに対しても、加藤鈴幸オーナー、ヒデ(末田秀行厩務員)、ノリ(御神本訓史騎手)、みんなに感謝しかありません。関東オークスもやることはやったし、納得のいく競馬で最高のパフォーマンスを見せてくれました。

Q2.
スピーディキックの強さはどんなところですか?
藤原智行調教師
コントロール性と操縦性です。指示通り動いてくれて、どこから行っても最後は脚を使ってくれるすごい馬です。馬群で我慢をできる能力と突破能力もすばらしくて、牝馬にはなかなかつかない能力だと思います。
Q3.
普段はどんな性格の馬ですか?

藤原智行調教師
基本的には大人しくて、馬房で暴れるような姿は見たことがないです。でも、ツンデレなところはあって、何か気に入らないことがあると耳を絞って飛びかかろうとする仕草を見せて、怒っているのかなと思うこともありますが、基本的には扱いやすいです。
Q4.
厩舎では何て呼ばれていますか?
藤原智行調教師
「スピーディ」 「スピーディちゃん」です。
Q5.
厩舎の皆さんだけが知るスピーディキックの秘密は?
藤原智行調教師
前髪はかなり癖っ毛で、いわゆる天然パーマです(笑)。
食のこだわりもすごくて、カイバに水を入れたら食べなかったり、ニンジンやリンゴも食べたがらないです。カイバにニンジンをざく切りにして混ぜるより、わからないようにすってごまかしてあげています。変わったことをするとカイバ桶に顔も入れなくなるので、ご飯はあっさりタイプの方が好きみたいです。
元々の食が細くて、ヒデが1日5回に分けてカイバをあげています。青草は好きですね。
食のこだわりもすごくて、カイバに水を入れたら食べなかったり、ニンジンやリンゴも食べたがらないです。カイバにニンジンをざく切りにして混ぜるより、わからないようにすってごまかしてあげています。変わったことをするとカイバ桶に顔も入れなくなるので、ご飯はあっさりタイプの方が好きみたいです。
元々の食が細くて、ヒデが1日5回に分けてカイバをあげています。青草は好きですね。

Q6.
癖はありますか?
藤原智行調教師
馬房は床にゴムを敷いて、その上に寝わらを敷いています。ヒデがいつも寝わらをたくさん入れてくれますが、スピーディはすぐにその寝わらをかき集めてゴムを出してかじって遊んでいます。ヒデもすぐに直してくれますが、またすぐにやるので、いたずら好きですね。
Q7.
現在のスピーディキックの様子は?
藤原智行調教師
関東オークス後も元気で、今は茨城県の森本スティーブルさんで調整中です。夏休みとして緩めるのではなく、1か月に1度のローテーションだったものを少し間隔を空けるイメージで、軽めでも乗り続けています。レース直後から僕たちも気持ちは切り替えて、次のステージに向けています。
Q8.
今後の予定は?
藤原智行調教師
今年の最終目標をJBCレディスクラシック(11月3日、盛岡、ダート1800m)にするのか、ロジータ記念(11月9日、川崎、ダート2100m)にするのかは話し合っているところで、その前に一度使いたいとは思っています。
Q9.
藤原調教師はスピーディキックと出会えたことでどんな部分が変わりましたか?
藤原智行調教師
益田競馬場が廃止されて浦和競馬場へ移籍し、ここまでがむしゃらにやってきました。ただ、強い馬が来た時にこのやり方で馬は走るのだろうかという葛藤もありましたが、スピーディがタイトルを取って証明してくれたことで、益田時代からやってきた馬作りが間違っていなかったというのは胸を張って言えるようになったのは大きいです。
Q10.
URAWA BLUE(浦和競馬)を盛り上げていくために頑張っていきたいことは?

藤原智行調教師
本当は三冠を取って盛り上げられれば良かったですが、ここで終わらせてはいけないと思っています。これからも重賞でちゃんと結果を出せるように、長く活躍させたいですね。もっとタイトルを取って、浦和の代表馬になれるように頑張ります。
